高校生のための情報サイト

2019年6月号(高3)「コンタクトレンズの使い方を再チェック!」

※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。

PDF

解説やもっと知ってほしいことなど

感染症に注意

コンタクトレンズの使用にあたってはルールを守り、正しく使用する必要があります。正しく使用しないと、感染症を起こすことがあります。

特にアカントアメーバ角膜炎は症状が重く、特効薬もないため、治療が遅れると失明することがあります。
(アカントアメーバ:土壌、池や川、水道水などに存在するアメーバ)
(角膜:目の表面にある透明な組織。コンタクトレンズが接するところです)

アカントアメーバ角膜炎は、ソフトコンタクトレンズ使用者で起こりやすいことが分かっています。原因は、ソフトの方がハードよりもレンズにアカントアメーバが付きやすいこと、使い捨てタイプで使用期限を守らずに使い続ける人がいること、再装用可能タイプでも専用洗浄液を使わなかったり、こすり洗いやすすぎが不十分な人がいることなどです。また、レンズケースの洗浄が不十分なことも原因となります。

コンタクトレンズを使用するうえでルールが守れない人、特にケアがルーズな人は、眼鏡にしましょう

目薬の使用にあたっての注意

コンタクトレンズを装着したまま点眼できる目薬と、装着したままでは点眼できない目薬があります。ハードコンタクトレンズは装着したまま点眼できても、ソフトコンタクトレンズはダメという目薬もあります。薬局やドラッグストアで購入する際は、薬剤師や登録販売者に確認しましょう。

装着したままでは点眼できない目薬の場合、点眼後、5分以上経ってからコンタクトレンズを装着しましょう。(目にたまった目薬の吸収に5分かかるため)

医療用の目薬の場合、使用方法についての説明が医師や薬剤師からあります。必ず守ってください。(医療用目薬には、10~15分以上経ってからコンタクトレンズを装着しなければならないものもあるなど、使い方が市販の目薬と異なることも多いので、説明をよく聞きましょう)

 

Page
Top