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2019年11月号(高2)「免疫のお話 予防接種編」

※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。

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解説やもっと知ってほしいことなど

予防接種は、体の免疫を利用して病気を予防します。

免疫とは

免疫とは、自分の体を守るために働く仕組みの一つです。細菌やウイルスなどの病原体が体内に入ると、体はそれを抗原と認識し、抗原に対抗できる抗体を作って、病原体が体の中で増えるのを抑えます。その後、一部の抗体が体内に残ることで、また同じ病原体が侵入してきたとき素早く対応できるようになります。これが免疫の仕組みです。
(“免疫がついた”とは、一部の抗体が体内に残った状態を言います)

・病原体に初めて感染 → 抗体ができるまで時間がかかるので、感染による症状が現れます
・同じ病原体に再び感染 → 体内に残った抗体が素早く対応するため、病原体はすぐに退治されて病気にかからない、あるいは病気にかかっても無症状または軽症で済むことができます

予防接種で抗体を作り、病気を予防する

予防接種を行うと、細菌やウイルスに感染しなくても、感染したときと同じように抗体を作ることができます。つまり、病気にかかる前に予防接種であらかじめ抗体を作って体に残すことができるので、その後、病気にかからない、あるいは病気にかかっても無症状または軽症で済むことができるのです。

インフルエンザワクチンの副反応

軽い副反応として、接種した部位に赤み・腫れ・痛み、その他に発熱、頭痛、さむけ、だるさなどが見られることがあります。これらの症状は2~3日で消失するため、特別に処置をする必要はありません。
まれに、接種後30分以内に重い副反応(※)が起こることがあるので、接種後30分間は医療機関にとどまるなど、医師とすぐに連絡が取れるようにしましょう

※ 重い副反応:体中に赤みやブツブツが出る、くしゃみや強い咳が出る、顔が青白くなり立っていられない、息苦しくゼーゼーする、腹痛、吐き気、けいれん、など

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