中学生のための情報サイト

2022年10月号(中2)医薬品には相互作用があるんだよ!

※解説やもっと知ってほしいことなどは、おくすりナビの下に書いてあります。

PDF

解説やもっと知ってほしいことなど

医薬品を飲むときの“飲み物”は?

医薬品を飲むときは白湯(ぬるま湯)がよいでしょう。

相互作用の組み合わせ

(1)医薬品と医薬品、(2)医薬品と飲み物、(3)医薬品と食べ物 の3パターンがあります。

 

(1)医薬品と医薬品
たくさんの組み合わせがあります。とてもここに書ききれません!

(2)医薬品と飲み物(例)
●一部の抗菌薬など ←→ 牛乳
(カルシウムと医薬品がくっついて腸から吸収されなくなり、医薬品の効果が弱まる)

●一部の咳止め薬など ←→ コーヒー、お茶
(咳止めにはカフェインと似た性質のものがあるため、カフェイン過剰状態(たくさんとり過ぎたのと同じ状態)のようになる)

●一部の高血圧の薬など ←→ グレープフルーツジュース
(医薬品の分解が遅くなり、医薬品の効果が強くなる)

●一部の血液を固まりにくくする薬 ←→ 青汁
(ビタミンK(※)が医薬品を働きにくくするため、医薬品の効果が弱まる)

●様々な医薬品 ←→ お酒
(医薬品の分解が遅くなり、医薬品の効果が強くなる)

(※)ビタミンK:血液を固まらせたり、骨を丈夫にする働きがある、体にとって大切なビタミンです

(3)医薬品と食べ物(例)
●一部の血液を固まりにくくする薬 ←→ 納豆、大量の緑黄色野菜
(ビタミンKが医薬品を働きにくくするため、医薬品の効果が弱まる)

●一部の抗菌薬など ←→ チーズ、小魚、ヨーグルト
(カルシウムと医薬品がくっついて腸から吸収されなくなり、医薬品の効果が弱まる)

 

医師や薬剤師から受ける説明、お薬の説明書に書かれている注意書きを必ず守りましょう!

Page
Top