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2021年7月★臨時号(高1~3)新型コロナウイルスワクチンに関して

※解説やもっと知ってほしいことなどは、ドラッグレターの下に書いてあります。

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解説やもっと知ってほしいことなど

ここに書かれていることは、2021年7月12日時点での情報です。

 

日本で承認されている新型コロナウイルスワクチン

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ワクチン名

[製造販売(開発)]

コミナティ筋注

[ファイザー]

COVID-19ワクチン
モデルナ筋注
[武田(モデルナ)]
バキスゼブリア筋注

[アストラゼネカ]

ワクチンのタイプ mRNAワクチン mRNAワクチン ウイルスベクターワクチン
対象年齢 12歳以上 18歳以上 18歳以上
接種回数(接種間隔) 2回
(3週間隔)
2回
(4週間隔)
2回
(4~12週間隔)
発症予防効果 95% 94% 72%(接種間隔が8~12週間隔)
50%(接種間隔が4~8週間隔)


軽いもの
(60%以上の確率)
・注射したところの痛み
・だるさ
・注射したところの痛み
・だるさ  ・頭痛  ・筋肉痛
・注射したところの痛み
軽いもの
(30~59%の確率)
・頭痛  ・筋肉痛
・寒気
・関節の痛み
・寒気
・頭痛  ・だるさ  ・筋肉痛
・発熱  ・寒気
軽いもの
(5~29%の確率)
・関節痛  ・発熱  ・下痢
・注射したところの腫れ、赤み
・発熱
・注射したところの赤み
・関節痛  ・発熱
・気持ち悪い
・注射したところのかゆみ
重いもの
(頻度不明)
・アナフィラキシー、アナフィ
ラキシーショック
・アナフィラキシー、アナフィ
ラキシーショック
・アナフィラキシー、アナフィ
ラキシーショック
・血栓症
※1、血栓塞栓症※2

※1 血管内に血のかたまり(血栓)ができ、血管が詰まって血流が途絶え、それが原因で起こるもの
※2 血管内にできた血栓が剥がれて流され、流された先の血管を塞いで血流が途絶え、それが原因で起こるもの

(参考 コミナティ筋注、COVID-19ワクチンモデルナ筋注、バキスゼブリア筋注の各添付文書(一部改変))

 

< ワクチンのタイプ >

日本で承認されている新型コロナウイルスワクチンはmRNA(メッセンジャーアールエヌエー)ワクチンウイルスベクターワクチンの2種類です。

 

mRNAワクチン
mRNAはタンパク質の設計図であるDNA(ディーエヌエー)の情報を運ぶもののこと。
新型コロナウイルスの情報を持つmRNAを脂(あぶら)の膜に包み、これをワクチンとして体内に投与します。
そうするとmRNAをもとに細胞内でウイルスのスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)が作られ、これを体が抗原と認識し、抗原に対抗する抗体が作られます。

(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html

 

ウイルスベクターワクチン
ウイルスベクターワクチンは、人体に無害な人工ウイルスを「運び屋」(ベクター)として使用するワクチンです。
アストラゼネカ社のワクチンは、チンパンジーに風邪症状を起こすアデノウイルスに新型コロナウイルスの遺伝情報の一部を組み込んだものを運び屋として使います。
ワクチン接種後、人の細胞内で新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が作られると、これを体が抗原と認識し、抗原に対抗する抗体が作られます。

(厚生労働省  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_astrazeneca.html

 

国産ワクチンの開発状況

国内の企業も国産ワクチンの開発を進めています。
これまでにアンジェス、塩野義製薬、KMバイオロジクス、第一三共の4社が治験(実際に人に投与して安全性や有効性などを確認する試験)を始めていますが、臨床試験を終えて承認申請※3を行った製薬会社は今現在ありません。
開発を進めている製薬会社の一つである塩野義製薬は、新型コロナウイルスワクチンについて、来年1月から年間最大6000万人分のワクチンを作る体制を整えると発表しました。国内の企業が開発、製造したワクチンを接種できるようになるまで、そう遠くないかもしれません。

※3 承認申請とは、新しい薬やワクチンを販売するため厚生労働大臣の承認を取得すべく企業が行う申請のこと
(読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210629-OYT1T50210/

 

副作用と副反応の違い

副作用とは「体にぶつぶつができたり、眠くなったりする、医薬品本来の目的以外の好ましくない働き」、副反応とは、「ワクチン接種後に発熱や接種部位の痛みや腫れなどが起こる、体に免疫を付与する以外の反応」を言います。
副作用も副反応も、本来目的としていない好ましくない働きという意味では同じですが、医薬品では目的の作用ではない作用ということで「副作用」、ワクチンでは目的とする体の反応(免疫)を促しますが、それ以外の反応ということで「副反応」と呼び分けています

 

予防接種健康被害救済制度

『 予防接種後健康被害救済制度 』と表示されることもあります

ワクチン接種の副反応で、比較的起こりやすいものとして一時的な発熱や接種部位の痛みや腫れなどがありますが、まれに起こるものとしてアナフィラキシーや血栓症など重い副反応があります。
副反応により健康被害(病院で治療、障害が残った、死亡)が生じることがあり、その対応として予防接種健康被害救済制度が設けられています。
生じた健康被害がワクチン接種を受けたことによるものと厚生労働大臣が認定したときは、予防接種健康被害救済制度(医療費や障害年金等の給付など)が受けられます。
健康被害が出た場合は、接種を受けた市町村に相談してください。

(厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/

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